ビジネスや啓発系の動画を見ているとよく出てくる「マインドマップ」。
気になって、アプリなんかを真似して使ってました。
ただ、マインドマップを使いながら小学校の算盤を思い出しました。
未経験者特有の、
- 計算するために算盤を弾くのか
- 頭で計算してから算盤のたまを弾くのか
をわからないまま授業を受けている感覚がマインドマップにもありました。
ちょうどみんな大好きブックオフに行ったときに、中古の本を見つけたのでレビューがてら読書感想を述べたいと思います。
書籍名
マインドマップ超入門
トニー・ブザン天才養成講座①
著者
トニー・ブザン
監訳:近田美季子
トニー・ブザンてどんな人?
1942年生まれ。
イギリスの著述家(物書き)で教育コンサルタント。
マインドマップ以外にも記憶や頭が良くなる方法といった数々の書籍を出版
2019年に亡くなるまで多くのセミナーなどに出演した。
なぜこの本を読もうと思ったのか?
- 初心者用webライティング案件を受けた際に、マインドマップを用いたマニュアルがあったから。
- 思考の整理に役立ちそうだったから。
本のあらすじ
- マインドマップの各部名称や利用方法
- 放射線上の特殊な形状の理由
- 私生活・仕事上でのマインドマップの使い方
の説明。
勝手におすすめ度!
お役立ち度:
仕 事 :
勉 強 :
生 活 :
こんな人にオススメ!
仕事上では、他人や会社の影響もあるのでマインドマップを活用しづらい?かも。
逆に勉強面では、大人の人で勉強方法に迷っている方は読む価値あります。
ページ数・文字数が少なくさくさく読め、読書に時間が取れない人にもオススメです。
本のイメージを【 ズバリ 一言!】
記憶は、
キー(鍵)と共にありぬ!
\ どっちだよ!?/
本を読んだ感想
ちょうどこの本を読んだ時、勉強しても内容をうまく覚えらず悩んでいた所で、タイミング良く読むことができて助かりました。
良かった所
・記録方法の間違いに気づいた
なにがなんでも知識を頭に入れたいと思って、メモをとったり、ネットの記事をリーディングリストに入れたりしていたのですが、内容がうまく覚えられませんでした。
原因は、この本で言う所の、”おぼえるべき本質”にたどり着く前に時間がかかり、うまく記憶ができなかったからでしょう。
マインドマップでは、”おぼえるべき本質”は中心にあり、周りを放射線状にキーワードが配置してあります。
様々なキーワードから連想することが出来、”おぼえた本質”が自然と忘れにくい、かつ、思い出しやすい位置に配置されています。
重要なのは、本質を思い出すきっかけとなるキーワードを周辺にどれだけ配置できるかということになりますね。
学生時代のノートを見つけた時なんかに、授業の内容よりちょっとしたいたずら書きの方が覚えていたりするので、連想出来る状態がいかに大切かがわかります。
この本を読んだことで、その本質(覚えたい内容)を記憶するためにいかにキーワードが重要かを理解することができました。
・色、イラストで感情をコントロールし記憶力アップ!
物事を覚えるのは何も、文字だけに限ったことではありません。
イラストや写真などのキーイメージで記憶力は更にアップします。
似たような情景を経験して、忘れていたはずの思い出が蘇ることってよくありますよね。
捨てたはずのデータが蘇るなんて信じられませんが、人の記憶力では不可能ではありません。
そう考えると、キーワードやキーイメージをうまくコントロールできれば、勉強や仕事に活かすことが出来ますね。
マインドマップは、それらキーワードやキーイメージを意図的に配置してより効果的に記憶し、知識として再利用するための記録方法なのかなと考えています。
ちょっとわからなかった所
マインドマップの書き方が結局わからなかったです。
一応、中盤でマインドマップを作成する項目はあります。
ですが、描き方のルールを説明されただけで、実践の項目はありませんでした。
「美しい箸の持ち方はこうです。ほら、お豆もしっかり挟めるでしょ」と口で説明されただけな感じがします。
読書下手である私の読解力が低いだけかもしれませんが…。
実践編として、「一つのキーワードを配置、メインブランチをこう伸ばして、ここに◯語入れてみましょう」みたいな同時進行の項目がほしかったですね。
総 評
この本を読んで、気がついたことがあります。
仕事をしていると「学ぶ」というより、「覚える」ほうが先立ち、気づかないうちに思考が社会のルールにあわせ固くなっているなという印象をうけました。
マインドマップは放射線状に思考を働かせ、固くなった思考力を柔軟にしてくれるのではないかと思います。
自分でも実際にマインドマップを書いてはいますが、まだまだ余分な情報を書き込むことが多いです。
一度、読んだだけではうまく使いこなすことができないので、再読しつつ有効活用していければいいですね。